フットサルシューズ(ノンマーキング)の謎

室内で開催されるフットサルの大会において、シューズの規定には大きく分けて2種類があります。

  1. 靴底は接地面が飴色、白色もしくは無色透明のフットサル用シューズのみ使用可能とする。(スパイクシューズおよび靴底が着色されたものは使用できない。)
  2. シューズは靴底が飴色またはノンマーキングのフットサルシューズのみ使用可

1.と2.の違いは分かりますか?

 

1.のシューズ規定では、たとえノンマーキングソール(靴の裏やサイドにnon-markingと刻印されているシューズ)でも、色つきのシューズ(画像ご参照)は不可となります。

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しかし、adidasのサイトに以下の記載があります。

ノンマーキングとは、シューズの底部分が床に擦れることで、底の色や傷跡が床についてしまうのを防ぐための機能のことです。原則としてノンマーキング機能搭載のシューズアウトソールにはNon Markingの表記がございます。

 

メーカーも「靴底の色や傷跡が床についてしまうのを防ぐ機能」と明記しているのに、なぜ使えないのでしょうか?

施設側の規定なので、仕方ないのかもしれませんが、同じ室内競技のバレーボール、バスケットボールなどでも同様の規定を施設側は設けていますか?もしかするとバレーボール、バスケットボールは、色つきのノンマーキングソールは使用できるのにフットサルはダメと規定されていませんか?

 

屋外用のサッカーシューズと明確に区別するために定められた規定なのかもしれませんが、競技によって矛盾が生じたり、各メーカーからノンマーキングに対応したシューズが出ているのに、その使用を認めない。というのはいかがなものでしょうか。

 

スポーツ商品メーカー・競技者・施設管理者・関係団体などが協力して、改善していくことを願っています。